一つの作業のスペシャリストになることが求められる

期間工の仕事というのは、基本的に一つの作業のスペシャリストになることです。たとえば、自動車を製造する工場で期間工になったとします。この場合、車のフロントガラスの取りつけという作業を任せられたとしたら、毎日、その作業をしていくことになります。いつも同じ作業だと飽きてしまうから、翌週はタイヤを取りつけて、翌々週はエンジンを取りつけるということにはなりません。なぜ、同じ作業をさせられるのかというと、その方が効率がいいからです。

週ごとに違う作業をするのであれば、毎週のように新しい作業を覚えなければならず、当然、作業スピードは上がりません。しかし、ずっと同じ作業をするとどんどん習熟していくので、作業が早くなります。

集中力を持続できない人だとけがをすることも

期間工の仕事をしたいのであれば、同じ作業を続けることを苦と思わないというのがポイントになるでしょう。飽きやすい人もそうですが、同じ作業をしていると集中力を欠いてしまう人も期間工に向いているとはいえません。逆に、同じ作業を続けても集中力を持続できる人というのは期間工に非常に向いているといえます。期間工は大きな機械を扱うことも多く、集中力を欠いて作業をするとけがにつながりやすいので、その点でも集中力を維持できるという性格は重要です。

また、集中力だけではなく、体力もある程度求められます。というのは、ずっと立ちっぱなしで作業をしたり、あるいは不自然な姿勢でパーツを取りつけるといったことがあるからです。

期間従業員の募集は、機械部品や自動車などを扱う大手メーカをはじめ大々的に行われており、工場勤務の経験が無い人も高待遇で働きやすい状況にあります。